巧妙化するネットの罠:マルバタイズメントの脅威
- マルバタイズメントとは
インターネット上で表示される広告の中には、一見普通の広告と見分けがつかないほど巧妙に作られた悪意のある広告が存在します。これが、マルバタイズメントと呼ばれるものです。
マルバタイズメントは、「悪意のあるソフトウェア(マルウェア)」と「広告(アドバタイズメント)」を組み合わせた言葉であり、その名の通り、広告を装って利用者を騙し、ウイルス感染や個人情報漏洩などの被害を引き起こすことを目的としています。
これらの悪意のある広告は、セキュリティ対策ソフトをすり抜けてしまう可能性もあり、クリックするだけで端末にウイルスが感染したり、偽のウェブサイトに誘導されて個人情報を入力させさせられたりするなど、深刻な被害に遭う危険性があります。
マルバタイズメントは、Webサイトの広告枠に紛れて表示されるだけでなく、メールやSNSメッセージを通じて拡散される場合もあります。そのため、インターネット利用者は常に注意深く、怪しい広告はクリックしないようにするなど、自衛策を講じることが重要です。