Deep web

セキュリティ評価

DDW:見えないウェブの脅威を探る

- DDWとはDDWとは、「Deep and Dark Web」の略称で、インターネットの深淵を指す言葉です。普段私たちがインターネットを使う際に利用するGoogleなどの検索エンジンでは、アクセスできない領域を指します。例えるならば、インターネットの世界は海のようなもので、私たちが目にするサイトは海面に浮かぶ氷山の一角に過ぎません。海面下に広がる巨大な氷山の本体、アクセスが困難でその実態がほとんど知られていない領域こそが、DDWなのです。DDWは、大きく分けて「Deep Web」と「Dark Web」の二つに分類されます。Deep Webは、パスワードで保護されたサイトや、会員制サイト、企業のイントラネットなど、検索エンジンのクローラー(情報を収集するプログラム)がアクセスできない情報を指します。一方、Dark Webは、特殊なソフトウェアや設定を使わないとアクセスできない、さらに隠蔽された領域です。違法な薬物や武器の売買、金融機関への攻撃など、犯罪に関わる情報や活動の温床となっている可能性も指摘されています。DDWは、企業や組織にとっても新たな脅威となっています。情報漏洩やサイバー攻撃の温床となるだけでなく、企業の機密情報が売買されるリスクも存在します。そのため、DDWの動向を把握し、セキュリティ対策を強化することが重要です。