企業と個人の情報資産を守るNASのセキュリティ対策
- NASとはNAS(ナス)は、ネットワークに直接接続して使用する記憶装置のことです。パソコンやプリンターなどと同様に、家庭や職場のネットワークに接続することで、複数の機器からデータのやり取りを行うことができます。従来の外付け記憶装置は、USBケーブルなどで1台の機器に接続して使用するのが一般的でした。一方、NASはネットワークに接続されているため、複数の機器から同時にデータにアクセスすることが可能です。そのため、家族や職場の仲間とデータを共有したり、複数の機器のデータを一箇所に集めてバックアップを取ったりする際に非常に便利です。近年では、NASの性能向上や記憶容量の増加に伴い、従来のデータ保存や共有といった用途に加えて、動画や音楽の配信、ウェブサイトのデータ保管など、その活用範囲はますます広がりを見せています。例えば、高画質の動画ファイルをNASに保存しておけば、家庭内のテレビやスマートフォンなど、さまざまな機器でストリーミング再生を楽しむことができます。このように、NASは利便性が高く、様々な用途に活用できることから、企業だけでなく、個人利用も増加しています。